ロジスティード中部は、中京物流センターにおけるWi-Fi環境の再整備に向け、バッファローの法人向け無線LANアクセスポイント「WAPM-AX8R」などを採用した。4月30日、バッファローが発表した。アクセスポイントのメーカーを統一し、最新の通信規格に対応させたことで、マテハン機器や端末の通信断を解消し、現場の負担軽減と作業効率の底上げにつなげている。
ロジスティード中部は、中部地方(愛知・岐阜・三重・静岡・長野・北陸)を中心に物流サービスを提供している。同社の愛知県春日井市に位置する中京物流センターでは、ハンディー端末やタブレット、無線ラベルプリンター、ピッキングカートシステムなど多種多様な無線端末を業務で利用している。しかし、従来のWi-Fi環境は複数メーカーのアクセスポイントが混在し、その多くが10年以上前に導入された古い通信規格で運用されていた。そのため、場所によって通信品質にばらつきが生じ、通信が途切れたり接続のために機器の再起動が必要になったりするなど、安定した物流オペレーションを維持するための基盤整備が課題となっていた。
こうした背景から、端末やマテハン機器の更新に合わせ、2021年よりWi-Fi環境の見直しに着手した。新たなアクセスポイントの選定にあたっては、多台数同時接続への強さに加え、導入後の保守性も重視した。バッファロー製品は問い合わせ窓口の対応がスムーズで、万が一のトラブル時にも迅速な対応が可能である点を評価し、全エリアのアクセスポイントを同社製品で統一することを決めた。
導入プロジェクトでは、Wi-Fi 6対応のWAPM-AX8Rや「WAPM-AX4R」など計68台を全5階の各フロアに設置した。用途に応じてネットワークを物理的に分割してセキュリティを確保しつつ、安定した通信環境を構築した。
新環境の稼働により、場所や端末による通信の不安定さは解消された。最大約100台の端末が同時に接続しても安定した通信を維持できており、ピッキングや検品作業がスムーズに進行するようになった。また、無線ラベルプリンターの安定稼働により、作業者が事務所に戻ることなく現場で完結できる業務が増えるなど、実質的な業務効率の向上も確認されている。
ロジスティード中部の中京第一営業部中京営業所所長を務める水野達也氏は、以前は通信が遅かった場所でも支障なく業務を行えるようになったとし、現場のストレスが軽減され、安心して業務に取り組める環境が整ったと評価している。