WOWOWは、放送センターにおける大量の映像回線を少人数で効率的に運用することを目的に、Mediaproxyの映像収録・監視ソリューション「LogServer」を導入した。Mediaproxyが7月1日に発表した。辰巳放送センターの設備更新に伴い導入したもので、30チャンネルに及ぶ中継HD映像の監視体制を構築した。トラブル発生時の迅速な原因特定が可能になり、高品質な映像受信を支えている。
WOWOWは、辰巳放送センターの設備更新にあたり、「大量の回線を少人数で運用可能な設備」を大きなコンセプトの一つとして掲げていた。特に、海外から中継映像を受信する際の伝送路ノイズの特定や、問題が発生した際の迅速な対応が求められていた。
そこで同社は、このコンセプトの実現に向けてLogServerを採用した。採用にあたっては、ユーザー目線での機能実装や、ソフトウェアベースの高い拡張性を評価した。また、PCブラウザベースの使いやすいユーザーインターフェースにより、問題発生時に速やかに状況を確認し、再送信を要請できる点も運用の効率化に貢献している。
LogServerの導入で、現在30チャンネルの中継HD映像の収録・監視を少人数で実現している。トラブル発生時の原因特定と対応が迅速化され、高品質な中継映像の受信体制が強化された。導入プロジェクトは、Mediaproxyの正規代理店である日本デジタル・プロセシング・システムズが製品を納入し、メインシステムインテグレーターのテクノハウスと共同で実装。日本語でのサポート体制も構築されている。
WOWOWは、「今回構築した設備の大きなコンセプトの一つである、大量回線を少人数で運用可能な設備の実現にLogServerは大きな役割を果たしている。ユーザー目線での機能実装や、ソフトウェアベースでの高い拡張性を評価した。LogServerは他にも多くの機能を搭載しており、今後の他設備との連携も含め期待している」とコメントしている。
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