アストラゼネカ、タニウムのXEMプラットフォームで12万5000台以上のエンドポイントを保護

2024年9月9日08:45|ニュースリリース公開日 2024年6月26日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 タニウム(Tanium)は6月26日、製薬会社のアストラゼネカ(AstraZeneca)が、同社の統合型エンドポイント管理製品「Tanium XEMプラットフォーム」を活用し、125カ国、12万5000台以上のエンドポイントの保護を実現したと発表した。複数のエンドポイント管理ツールをXEMプラットフォームに統合することで、全社的なアジリティ、効率性、可視性を向上させ、サイバー攻撃リスクを最小化したという。

 同社のXEMプラットフォーム活用では「ServiceNow」やマイクロソフト(Microsoft)製品との連携がポイントになっている。IT資産とリソースを管理するServiceNowの構成管理データベース(CMDB)との連携により、信頼性の高い可視性、制御、是正機能を実現し、ITチームと運用チームのコラボレーションを強化した。マイクロソフトとの連携では、「Microsoft Copilot for Security」などを活用することでセキュリティチームの業務の自動化を進めた結果、スピード感、精度ともに向上し、組織のレジリエンスが高まっているという。

 XEMプラットフォームの導入以前はパッチ適用に1週間を要していたが、導入後は10分に短縮。また、2021年後半の世界的なLog4j攻撃の際には、タニウムを使用してIT環境の脆弱性をスキャンし、わずか5日後には新しいアップデートの導入を開始できたとしている。

 アストラゼネカのエンタープライズテクノロジーサービス担当バイスプレジデントを務めるジェフ・ハスキル氏は「持続可能な方法で、可能な限り迅速に処方薬を患者に提供したい。IT部門が成果を出していれば、研究者は研究に集中でき、患者によりよい成果をもたらすことに注力できる」として、XEMプラットフォームがそうした取り組みの基盤になっていると評価した。