長野市民病院、医療品質向上と業務負担軽減へZoomソリューション導入

2024年9月9日08:10|ニュースリリース公開日 2023年11月17日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 長野市民病院がZoom Video Communications(米カリフォルニア州)のZoomソリューションを採用し、医療品質の向上と業務負担の軽減を図る。2023年11月、同社の日本法人ZVC JAPANが発表した。

 長野市民病院は高度急性期病院として「がん診療」「救急医療」「脳・心臓・血管診療」を診療の柱とし、36診療科400床を有する。ロボット支援手術の先駆的導入など、高度医療技術で地域医療を支えている。同病院はコロナ禍でチャットツールによる院内情報共有ニーズが高まる中、ガバナンス管理に課題を抱えていた。また2019年の台風被害を教訓に、緊急時の通信手段確保が急務だった。

 これらの課題解決に向け、知名度が高く広く利用されているZoomソリューションに注目。医療情報システム管理ガイドラインを意識しつつ、強力な暗号化通信とエンドツーエンド暗号化によるセキュアな環境実現が可能と判断し、院内コミュニケーション基盤として採用を決めた。

 導入により、ガバナンスが強化されただけでなく、Zoom RoomsとEHRを接続し、遠隔地の専門医と救急センター医師がEHR情報を画面共有しながら連携できるようになった。また院外でのEHR閲覧が可能になり、医師の迅速な判断と負担軽減、働き方改革にも貢献している。さらに、コロナ禍で停滞していた介護保険申請の認定作業をZoomによる面談で解消したり、大学病院のカンファレンスに参加して多くの意見を得られるようになるなど、様々な場面で医療品質向上につながっている。

 今後は予約受付センターでのZoom Contact Center活用や、PHSやナースコールの代替としてのZoom Phone導入を検討。介護施設や地域医療との連携でも、情報密度を高める基盤としてZoomソリューションの活用を進める方針だ。

ニュースリリースURL
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000046792.html