井村屋グループは、Zoomのソリューションを導入し、社内のコミュニケーション基盤を統合、UCaaS(Unified Communications as a Service)活用による業務効率化を進めている。8月21日、Zoom Japanが発表した。
井村屋グループは、菓子、冷食、点心、デリ事業などをグローバルに展開する食品企業である。同グループでは、デジタルテクノロジーを活用したコストイノベーション戦略や、社内外コミュニケーション活性化のため、コミュニケーション環境の統合に取り組んでいる。その一環としてZoomソリューションを導入し、社内で広く浸透、日常的なコミュニケーションツールとして活用されている。
井村屋グループでは2018年頃から、社内外問わずコミュニケーションができる環境作りに向け、Zoom Meetingsの活用を開始した。新たな技術が積極的に取り入れられており、アップデートにより定期的に機能が向上されることが導入の決め手となった。2019年には経営層からDX推進に向けた方針が示され、「つながり改革」「モノづくり改革」「働き方改革」の3つの軸でDXを進めていくプロジェクトが始動。世界的なパンデミックによってテレワークを余儀なくされたことも影響し、Zoom Meetingsの利用が急増、コミュニケーションツールの中核として定着した。
2020年には電話交換機の更新タイミングで、年間数千万円単位のコストが発生していた従来の環境から、クラウドPBXのZoom Phoneに切り替えることで、工事費や維持費を削減。外にいてもオフィスにかかってきた電話に対応できる環境を整えた。同年には、社内チャットツールもZoom Team Chatへの切り替えを実施した。結果として、社内のコミュニケーション基盤を統合するためのUCaaSとして、コミュニケーションプラットフォームであるZoomソリューションの活用が展開されていくことになった。
現在、Zoomソリューションにより社内外のコミュニケーションが活性化され、ビジネス拡大に寄与している。グループ全体で800名ほどが業務で使用し、採用面接、社内研修、リモートでの工場見学、情報共有、改善のための打ち合わせ、ウェビナーでの情報発信など、さまざまなシーンで活用されている。
デジタル戦略室課長代理の辻雅隆氏は、「場所を問わずにコミュニケーションできることで、在宅勤務でも孤立しにくいという面も大きいと実感している。会社がハイブリッドワークという働き方を実現していくなかで、Zoomはとても重要な仕組みだと改めて痛感している」と述べている。
ニュースリリースURL
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000046792.html